赤穂市 ゆったりとした時の流れを楽しむ

福岡在住でしたが、長女が兵庫県西宮に嫁いだことが大きな要因で、2人が60才を過ぎた頃から真剣に老後の生活を考え始めました。長女の嫁ぎ先とも相談し、お互い比較的楽に行き来できるJR沿線が良いのではということになり、長女を訪ねた折に候補地を見て回りました。
年配になると、病院、買い物、駅が近いというのが理想になります。家を探す時も、駅から徒歩15分~20分範囲内で考えました。最終的に残ったのは2市でしたが、赤穂市は全てが駅を中心に近場に揃っているのと、比較的広い土地があったので決めました。家の脇には畑も作っていて、毎日1~2時間は畑に出ていますよ。孫が遊びに来るときも、虫が飛んでくる環境があるというのは良いと思います。何より無農薬野菜が食べられるのが一番ですね。ご近所も畑をしている方が多いので、野菜の作り方を教えてもらったりお裾分けをもらったり、本当に親切にしてもらっています。
観光で来た時には、まず駅から降りてみて、「町が綺麗。」と思いました。住んでも町が落ち着いていて静か、町並みも綺麗ですね。赤穂には大きなビルが少なく、星、月、空気が綺麗…。以前住んでいた所は交通量が激しかったので、赤穂は市内中心部でも車の量が少ないし本当に静かなまち。治安が良いのも安心して住むのに重要ですね。
移住後は、畑作業や孫の所に時々行ったり楽しく生活しています。天気の良い日には花岳寺やお城通りに自転車で行きますよ。妻は千種川沿いのサイクリングロードを通っていたことがありましたが、蟹が道を歩いていたり…、ここは山・海・川ありで良いところですね。市街地が平坦で自転車の移動が楽なのも助かっています。駅から15分のコンパスの中に、大概の必要な施設が入っており、年配になっても自立して生活できる町です。
近隣の皆さんは丁寧で、福岡から引っ越して1ヶ月ぐらいの時には郵便配達の方や宅配便の配達の方々から「ご不便は無いですか?」「慣れましたか?」と気遣ってもらっています。福岡にいるときはまず無かった経験で嬉しかったです。周囲には子育て世代も多く住み賑やかな場所ですが、近所の若いお母さんや、子どもさんたちも礼儀正しくて親切です。
赤穂市で戸惑ったのは、まちの人が何事につけゆったりしていること。福岡にいるときは「すぐに対処しますよ!」たったったっと物事が進むけれど、赤穂ではお店や銀行、役所などでもゆっくりゆっくり時間が流れていきます。それは、話し方にも現れていて「そうやね~」というように語尾を伸ばすんですね。独特な時間が流れていると思います(笑)また、関西人には当然かもしれませんが、敬語が使われないのに苦労するかも(笑)食物では玄界灘で取れた大きな魚を見慣れていたもので、瀬戸内の魚が小ぶりで驚きました。大振な魚が恋しくて、日生(赤穂市に隣接した岡山県の町)の海の駅まで買いに行ったり、明石や福井県まで足を伸ばしています。そんなことが出来るのも、日生までは車で30分、JR播州赤穂駅が近くにあり交通に困らないからですね。電車の本数が1時間にもう1本増えれば、通勤の方にももっと定住先として考えてもらえるのではないでしょうか。